『想い出のサダコ
〜思春期の入り口にいた三か月』
(2005年10月発行) 文・大倉記代 絵・夜川けんたろう 定価:本体 1200円+税 四六判 上製 オールカラー
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初めて語られたサダコの素顔、 少女の輝き
“原爆の子の像”のモデル・佐々木禎子と三か月間病室を共にした著者・大倉記代。当時14歳の少女・記代の目に映ったサダコは、明るく活発でちょっぴり背伸びしたい12歳の少女だった
――折り鶴の“伝説”だけではない素顔のサダコの貴重な記録。 記憶の扉をそっと開けたような、夜川けんたろうの
やわらかな絵とともに描く絵本になった。 著者は当時のサダコの「痛みを何一つ感じ取ることが
できなかった」自分を「恥ずかしい」と思い、
語ることは「苦痛」とこれまで拒んできた。
しかし被爆60年を機に、サダコの想い出を綴る決意をした。 “素顔”を知ればなお、思春期―さらに輝ける季節―の
入り口で絶たれた命を悔しく思わずにいられない。 禎子さんの50年目の命日、10月25日に出版。
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