「あしたまた遊ぼうね」の報道
◎平和の大切さ伝える (2005年9月30日「読売新聞」神奈川版より抜粋)
防空壕の中で遊んだ思い出、親せきを頼って転々と疎開を繰り返した日々などが、当時の世相や暮らしぶりも交えながら描かれている。 さかもとさんは「子どもたちが戦争の犠牲になっては絶対にいけない。戦争を知らない世代に平和の大切さを知ってもらいたい」と話している。
子どものまなざしで戦争を語りたい〜坂本敏江さんインタビュー(2006年2月号「月刊 女性&運動」より抜粋) 子どもの頃の戦争体験を二冊の絵本にして、その絵本を手に「朗読と戦争体験のお話」の旅を始めて三年。北は石川から南は熊本まで、30ヶ所を超えます。 絵本を書いたとき子ども時代の友だちから「私は忘れていることもあるし、あえて思い出したくないから、あなたが戦争体験を書く作業をしたことが信じられない」と言われました。私も忘れたかった、でも忘れられなかったんです。 (「あの日見たこと」は)ちょうど2001年“9・11テロ”のときに原稿を清書していました。 戦争の記憶は鮮明だったけれど、原稿を書くことで記憶と現在の戦争への道が同じように繰りかえされていると感じ、子ども時代から戦争への不信感や疑問が芽生え始めていたのかなと思いました。二冊目の「あした また遊ぼうね」を書いたときには、その思いがさらに強くなっていました。
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